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|よみ = れぶんはま | |よみ = れぶんはま | ||
|名称 = 礼文浜 | |名称 = 礼文浜 | ||
|TID = 636585 | |||
|画像 = 20120526093220DSC_0466.JPG | |画像 = 20120526093220DSC_0466.JPG | ||
|画像説明 = 礼文方(西側)坑口 | |画像説明 = 礼文方(西側)坑口 | ||
|地図 = | |地図 = | ||
|振興局 = | |振興局 = {{胆振}} | ||
| | |起点住所 = 虻田郡豊浦町字礼文華 | ||
| | |起点北緯 = 42.576103 | ||
|起点東経 = 140.601810 | |||
|終点住所 = 虻田郡豊浦町字礼文華 | |||
|終点北緯 = 42.579606 | |||
|終点東経 = 140.615634 | |||
|20万図名 = 室蘭 | |20万図名 = 室蘭 | ||
|5万図名 = 豊浦 | |5万図名 = 豊浦 | ||
|2.5万図名 = 礼文華 | |2.5万図名 = 礼文華 | ||
|用途 = 鉄道 | |用途 = 鉄道 | ||
|路線名 = 室蘭本線 | |路線名 = {{室蘭本線}} | ||
|管理者 = | |管理者 = | ||
|施工者 = | |施工者 = | ||
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|開通 = | |開通 = | ||
|閉鎖 = | |閉鎖 = | ||
|現況 = 現役 | |現況 = {{現役}} | ||
|延長 = 1,232m | |延長 = 1,232m | ||
|内空断面画像 = 複線非電化 | |||
|内空断面画像2= | |||
|総幅員 = | |総幅員 = | ||
|車道幅員 = | |車道幅員 = | ||
|中央高 = | |中央高 = | ||
|有効高 = | |||
|建築限界高 = | |建築限界高 = | ||
|電化/非電化 = 非電化 | |電化/非電化 = 非電化 | ||
| | |軌道数 = 複線 | ||
|軌間 = 1,067mm | |||
|起点坑門型式 = | |||
|終点坑門型式 = | |||
|掘削工法 = | |掘削工法 = | ||
|覆工 = Co | |覆工 = Co | ||
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|注釈 = | |注釈 = | ||
}} | }} | ||
'''礼文浜トンネル'''は室蘭本線礼文駅 - 大岸駅間にある複線の鉄道トンネルである。 | '''礼文浜トンネル'''は室蘭本線礼文駅 - 大岸駅間にある複線の鉄道トンネルである。 | ||
== 崩落事故 == | == 崩落事故 == | ||
=== 発生 === | === 発生 === | ||
1999(平成11)年11月28日2: | 1999(平成11)年11月28日2:35頃、本トンネル内を走行していた貨物列車(名古屋貨物ターミナル駅発札幌貨物ターミナル駅行)がトンネル内でコンクリート塊に衝突し脱線、およそ180m進んで停止した。運転士に怪我はなかった。コンクリート塊は礼文方坑口から239m地点のクラウンに近いアーチ部の覆工が剥離し落下したもので重さ約2tであった。当時JRグループのトンネルではコンクリートの剥落事故が相次ぎ(福岡トンネル、北九州トンネルなど多数)この中で最大の塊であった。これらの事故を受け直前の11月17-19日に目視点検を行ったばかりで、放射状の亀裂を見つけていたが打音検査や補修は行われていなかった。事故のおよそ2時間前に別の貨物列車が通過したが異常は見られなかった。剥落はこの列車の通過後に起きたとみられる。剥離跡は円錐形で直径2.5-3.0m、厚さ最大45cm。本トンネルの覆工厚は45cmであるので地山が露出したことになる。 | ||
=== 原因と対策工 === | === 原因と対策工 === | ||
JR北海道は当日4:00対策本部を立ち上げ点検調査を行った。支保工、セントルによる補強、地盤強化材の注入を行い復旧工事を行った。剥離部の周囲に小型カメラを潜らせ調査したところ覆工背面空洞が確認された。覆工コンクリートの打設後、比較的早い段階で地山が緩んで背面に空隙が生じ、そこにあった岩塊が覆工に局部的な圧力をかけた結果押し抜き剪断が起き、振動や凍害でヒビが広がり最後には自重によって落下したと推定された。本トンネルは建設時に地山斜面の不安定化のため工事を中断し、開通後に軌道隆起が起きインバートの新設・ロックボルトによる補強を行っているが、この崩落事故の原因とはメカニズムが異なり、同じトンネル内でも地山が起こす変状は様々であることを見せ付けた。 | JR北海道は当日4:00対策本部を立ち上げ点検調査を行った。支保工、セントルによる補強、地盤強化材の注入を行い復旧工事を行った。剥離部の周囲に小型カメラを潜らせ調査したところ覆工背面空洞が確認された。覆工コンクリートの打設後、比較的早い段階で地山が緩んで背面に空隙が生じ、そこにあった岩塊が覆工に局部的な圧力をかけた結果押し抜き剪断が起き、振動や凍害でヒビが広がり最後には自重によって落下したと推定された。本トンネルは建設時に地山斜面の不安定化のため工事を中断し、開通後に軌道隆起が起きインバートの新設・ロックボルトによる補強を行っているが、この崩落事故の原因とはメカニズムが異なり、同じトンネル内でも地山が起こす変状は様々であることを見せ付けた。 | ||
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{{デフォルトソート:れふんはま}} | {{デフォルトソート:れふんはま}} | ||
[[カテゴリ:10000m未満のトンネル|1232]] | [[カテゴリ:10000m未満のトンネル|1232]] | ||
[[カテゴリ:1975年開通]] | [[カテゴリ:1975年開通]] |