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|名称 = 蘭法華 | |名称 = 蘭法華 | ||
|TID = 292002 | |TID = 292002 | ||
|画像 = | |画像 = 20230308120902DSC_0057.jpg | ||
|画像説明 = 登別方(東側)坑口 | |画像説明 = 登別方(東側)坑口 | ||
|地図 = | |地図 = | ||
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|用途 = 道路 | |用途 = 道路 | ||
|路線名 = {{大正国道28号}}(-1952)<br>{{1級国道36号}}(1952-1965)<br>{{一般国道36号}}(1965-1972)<br>{{登別市道蘭法華通り線}}(1972-1995)<br>{{北海道道701号登別港線}}(1995-) | |路線名 = {{大正国道28号}}(-1952)<br>{{1級国道36号}}(1952-1965)<br>{{一般国道36号}}(1965-1972)<br>{{登別市道蘭法華通り線}}(1972-1995)<br>{{北海道道701号登別港線}}(1995-) | ||
|管理者 = | |管理者 = 室蘭建設管理部登別出張所 | ||
|施工者 = | |施工者 = 伊藤・菱中・泰進特定建設工事共同企業体(改修工事) | ||
|設計者 = | |設計者 = 北海道土木設計(改修工事) | ||
|工事費 = 4万3603. | |工事費 = 4万3603.5円(新設工事) | ||
|着工 = | |着工 = 1931(昭和6)年5月15日(新設工事) | ||
|竣工 = | |竣工 = 1932(昭和7)年3月19日(新設工事)<BR>2022(令和4)年11月(改修工事) | ||
|開通 = | |開通 = 2022(令和4)年11月29日11:00(改修工事後) | ||
|閉鎖 = 2019(平成31)年1月25日14: | |閉鎖 = 2019(平成31)年1月25日14:50(改修工事前) | ||
|現況 = | |現況 = {{現役}} | ||
|延長 = 115.50m(建設当初)<BR>117.0m(ルーバー坑口時代) | |延長 = 115.50m(建設当初)<BR>117.0m(ルーバー坑口時代)<BR>131m(改修工事後) | ||
|内空断面画像 = 道路 | |内空断面画像 = 道路 | ||
|内空断面画像2= | |内空断面画像2= | ||
|総幅員 = | |総幅員 = | ||
|車道幅員 = 6. | |車道幅員 = 6.5m | ||
|中央高 = | |中央高 = | ||
|有効高 = 4. | |有効高 = 4.7m | ||
|建築限界高 = | |建築限界高 = | ||
|電化/非電化 = | |電化/非電化 = | ||
46行目: | 46行目: | ||
|掘削工法 = | |掘削工法 = | ||
|覆工 = Co | |覆工 = Co | ||
|舗装 = | |舗装 = Co | ||
|照明 = | |照明 = LED | ||
|換気 = 自然 | |換気 = 自然 | ||
|排水 = サイドドレーン | |排水 = サイドドレーン | ||
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|注釈 = | |注釈 = | ||
}} | }} | ||
このトンネルは元々大正国道28号(現在の一般国道36号)のトンネルとして建設された。当時既に鉄道の蘭法華トンネルが存在し、これの海側に並行して建設された。1972(昭和47)年国道が新道に切り替えられ市道に降格、しかし国道の抜け道として交通量が増えたことから1995(平成7)年に道道に昇格した。後に富浦方坑口に覆道が付け足されたが、2003(平成15年)年9月26日に発生した十勝沖地震で一部が損傷し危険なことから撤去された。鉄板は素手で剥がせ、覆道はわずか約2時間で撤去が完了するほど腐食が進んでいた。2019(平成31)年1月に行われた点検では、塩害によるコンクリートの剥離等老朽化が著しく安全を確保できないことから25日14:50より通行止めの措置がとられた。2020(令和2)年夏に改修を開始し、2022(令和4)年11月29日11:00に通行止めが解除され新トンネルが開通となった。 | |||
<BR clear="all"> | <BR clear="all"> | ||
302行目: | 301行目: | ||
|名称 = 蘭法華 | |名称 = 蘭法華 | ||
|TID = 498692 | |TID = 498692 | ||
|画像 = | |画像 = 20150509171606DSC_1802.jpg | ||
|画像説明 = | |画像説明 = 登別方(東側)坑口 | ||
|地図 = | |地図 = | ||
|振興局 = {{胆振}} | |振興局 = {{胆振}} | ||
342行目: | 341行目: | ||
|覆工 = Co | |覆工 = Co | ||
|舗装 = | |舗装 = | ||
|照明 = | |照明 = 蛍光灯 | ||
|換気 = | |換気 = | ||
|排水 = | |排水 = | ||
350行目: | 349行目: | ||
}} | }} | ||
蘭法華トンネルは室蘭本線の電化にあわせ新たに複線のトンネルを掘りなおすこととなった。NATM工法での掘削は北海道初であったとされる。1979(昭和54)年7月17日に貫通し翌年6月23日に供用を開始した。これにより1代目・2代目は廃止された。 | 蘭法華トンネルは室蘭本線の電化にあわせ新たに複線のトンネルを掘りなおすこととなった。NATM工法での掘削は北海道初であったとされる。1979(昭和54)年7月17日に貫通し翌年6月23日に供用を開始した。これにより1代目・2代目は廃止された。 | ||
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== ギャラリー == | |||
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20150509172944DSC_1825.jpg|2015(平成27)年の道路(TID292002)登別方(東側)坑口。接続していたルーバーが取り払われ坑口がコンクリートで補強された。坑内にはナトリウム灯が4灯設置されている。 | |||
20150509173108DSC_1828.jpg|2015(平成27)年の道路(TID292002)富浦方(西側)坑口。反対の坑口と同様である。 | |||
20190829141920DSC 0165.JPG|道路(TID292002)は2019(平成31)年の通行止め措置後は両坑口がブルーシートで閉鎖された。国道の抜け道としてよく使われていたことから、国道にはトンネルの通行止めを示す標識も設置された。 | |||
20230308120504DSC_0050.jpg|道路(TID292002)坑口前には富浦停留所があり、トンネルは路線バスの運行経路である。通行止め開始当初バスはこの停留所をとばして運行し、3月18日からはここで転回し国道を迂回して運行をした。 | |||
20230308120606DSC_0051.jpg|道路(TID292002)富浦方(西側)坑口 | |||
20230308120648DSC_0053.jpg|道路(TID292002)工事銘板 | |||
20230308120720DSC_0055.jpg|道路(TID292002)坑内 | |||
20150509171920DSC_1805.jpg|鉄道1代目(TID416015)・2代目(TID842505)の登別方(東側)坑口は少し離れると見えにくくなる | |||
20150509172114DSC_1809.jpg|鉄道1代目(TID416015・左)・2代目(TID842505・右)の登別方(東側)坑口 | |||
20150509173224DSC_1830.jpg|鉄道1代目(TID416015・右)・2代目(TID842505・左)の富浦方(西側)坑口。コンクリートの落石覆いは後年付け足されたものである。左奥には現在線の3代目(TID498692)が見える。 | |||
20150509172320DSC_1816.jpg|鉄道1代目(TID416015)坑内 | |||
20150509172154DSC_1810.jpg|鉄道2代目(TID842505)坑内 | |||
20150509172222DSC_1812.jpg|鉄道1代目(TID416015)に残されたペイント | |||
20150509173440DSC_1835.jpg|鉄道2代目(TID842505)に残されたペイント | |||
20150509171600DSC_1801.jpg|鉄道3代目(TID498692)を走行する列車 | |||
20150509173326DSC_1833.jpg|鉄道3代目(TID498692)富浦方(西側)坑口 | |||
20150509173320DSC_1831.JPG|鉄道3代目(TID498692)富浦方(西側)坑口。右に旧トンネル2本と道路トンネルが見える。 | |||
20150509173322DSC_1832.jpg|鉄道1代目(TID416015・右)・2代目(TID842505・中)・3代目(TID498692)の富浦方(西側)坑口は並んで開口している | |||
</gallery> | |||
{{デフォルトソート:らんほつけ}} | {{デフォルトソート:らんほつけ}} | ||
[[カテゴリ:1000m未満のトンネル|322]] | [[カテゴリ:1000m未満のトンネル|322]] | ||
[[カテゴリ:1892年開通]] | [[カテゴリ:1892年開通]] | ||
360行目: | 380行目: | ||
[[カテゴリ:1980年開通]] | [[カテゴリ:1980年開通]] | ||
[[カテゴリ:1980年廃止]] | [[カテゴリ:1980年廃止]] | ||
[[カテゴリ:2022年廃止]] |