オロフレ峠

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おろふれ
オロフレ

登別方坑口
登別方坑口

基礎情報
振興局 胆振総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
苫小牧 徳舜瞥山 カルルス温泉
用途 道路
路線名 北海道道5号洞爺湖登別線(-1994)
北海道道2号洞爺湖登別線(1994-)
施工者 鹿島・伊藤・岩倉共同企業体
工事費 4,684,000,000円
着工 1982(昭和57)年
竣工 1988(昭和63)年10月
現況 現役
覆工 Co
舗装 Co
照明 ナトリウム灯×103個



おろふれしょう
オロフレ小

壮瞥方坑口
壮瞥方坑口

基礎情報
振興局 胆振総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
苫小牧 徳舜瞥山 カルルス温泉
用途 道路
路線名 北海道道5号洞爺湖登別線(-1994)
北海道道2号洞爺湖登別線(1994-)
施工者 松本組
設計者 北海道開発コンサルタント
工事費 120,000,000円
着工 1978(昭和53)年4月
竣工 1978(昭和53)年12月
現況 現役
掘削
工法
矢板
覆工 Co
舗装 Co
照明 ナトリウム灯


オロフレ峠は壮瞥町と登別市の間にある峠である。市町境界にはオロフレトンネル、登別側にやや下ったところにオロフレ小トンネルがある。

オロフレ峠は洞爺湖と登別温泉という北海道内有数の観光地の間にそびえ、また周辺では鉱業が盛んであり、道路の開削が望まれていた。1932(昭和7)年比較的工事が容易な壮瞥側が開通し、続いて1935(昭和10)年に登別側も開通し、オロフレ峠を越える初代の車道が現れた。しかしこの道は完成の翌年に水害で破壊され、その後は開戦によって復旧工事は後手に回され長きにわたり不通となった。ようやく復旧工事がなされ道路が復活したのは1951(昭和26)年のことである。1954(昭和29)年北海道道に昇格し逐次改良が施されていったが、サミット前後は最急勾配率10%、最小半径15m、オロフレ峠の大崩落地形の真下を通る危険極まりない状態であったから、1977(昭和52)年度より峠前後4,140mを大規模に改良する「オロフレ峠改良工事」がスタートした。この事業の要としてオロフレトンネルが計画された。変成岩が複雑に分布し重金属類の含有も見られたが、側壁導坑先進方式で施工しズリは盛土へ利用された。オロフレトンネルは1988(昭和63)年10月に完成し、オロフレ峠は旧道となったが、峠は観光地や登山口となっていたことから、壮瞥町側は廃止されずに現在も自動車で通行することができる。