尾根内

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おねない
尾根内

北海道 トンネルwiki ID:208510

泊方坑口
泊方坑口

基礎情報
振興局
Temp map shiribeshi subpref.png 後志
総合振興局
起点
住所 古宇郡神恵内村大字神恵内村
座標 43.132261,140.434751
終点
住所 古宇郡神恵内村大字神恵内村
座標 43.132155,140.437353
図名
20万 5万 2.5万
岩内 神恵内 神恵内
用途 道路
路線名 一般国道229号
管理者 小樽開発建設部岩内道路事務所
施工者 岩倉組
工事費 9000万円
着工 1969(昭和44)年5月
竣工 1971(昭和46)年8月
閉鎖 2010(平成22)年12月28日10:00
現況 廃止
Co塗固
延長 218.0m

Temp cross section road.png
総幅員
=8.50m
車道幅員
=6.50m
中央高
=6.09m
有効高
=(N/A)
建築限界高
=4.5m
坑門
型式
起点 面壁
終点 面壁
覆工 Co T=40cm
舗装 As T=12cm
照明 ナトリウム×18
換気 自然
排水 サイドドレーン
等級
Temp tunnel class D.png
非常用
設備
無し


尾根内トンネルは国道229号、神恵内村と泊村の茂岩とを結んでいる尾根内大橋旧道にあったトンネル。

この区間(神恵内 - 泊村茂岩)の道路開削は1921(大正10)年から翌年にかけて行われ、それまで山道か磯伝いだった陸上交通に海岸道路の選択肢を加え、かつ岩内から神恵内まで荷車の通行を可能とした。この時はまだ尾根内トンネルは存在せず、沿岸の崖に片切片盛で道を築造した。

トンネルは第2次大戦後の1971(昭和46)年に作られたもので、尾根地形を短絡した。

積丹半島沿岸に敷かれた国道の危険個所を改善する「積丹防災」事業において、トンネル周囲の岩盤が弱いうえに急カーブも含まれていたため付け替えが進められた結果、2010(平成22)年12月28日に新道となる尾根内大橋が開通しトンネルは廃止された。積丹防災では祈石工区に属し、この工区ではほかに弁財祈石松風茂岩の6トンネルが廃止され茂岩の2トンネルが整備された。廃止後のトンネルはコンクリートで密閉され、現道に接する神恵内方の坑口前には駐車スペースが設けられた。

尾根内橋

尾根内トンネル東方には尾根内川が流れており、上流には廃橋が見える。国道の旧道の橋で名前は尾根内橋という。橋長23.00m、有効幅員5.50m、鉄筋コンクリート造アーチ(支間16.0m×1)、竣工金額8,967円、1935(昭和10)年12月25日竣工と記録されている。