伏古別トンネルは室蘭本線の登別駅 - 虎杖浜駅間にある鉄道トンネル。旧線2本、現在線1本の合計3本がある。
1代目
ふしこべつ
伏古別
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20240130130934DSC 0015.jpg 白老方坑口
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基礎情報
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振興局 |
胆振
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胆振 総合振興局 |
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起点 |
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終点 |
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図名 |
20万 |
5万 |
2.5万 |
苫小牧 |
登別温泉 |
登別温泉 |
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用途 |
鉄道 |
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路線名 |
室蘭線(-1909) 室蘭本線(1909-) |
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着工 |
1890(明治23)11月6日 |
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竣工 |
1892(明治25)2月18日 |
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開通 |
1892(明治25)年8月1日 |
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閉鎖 |
1980(昭和55)年7月8日 |
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現況 |
廃止、開口、一部埋戻 |
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延長 |
609.60m |
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単線非電化1,067mm
軌道数=単線 |
電化/非電化=非電化 |
軌間=1,067mm |
| 坑門 型式 |
起点
| 面壁 イギリス積みレンガ レンガ5重巻アーチ |
終点
| 面壁 イギリス積みレンガ レンガ5重巻アーチ |
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覆工 |
レンガ 側壁:イギリス積み アーチ:長手積み |
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換気 |
自然 |
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排水 |
センタードレーン |
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北海道では空知の炭鉱と小樽の積出港を結ぶ線として、初の本格的な鉄道が開かれたが、続いて空知から室蘭港へ至る室蘭線(現在の室蘭本線)が敷かれた。開通したのは1892(明治25)年8月1日。
2代目
ふしこべつ
伏古別
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20240130130612DSC 0005.jpg 白老方坑口
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基礎情報
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振興局 |
胆振
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胆振 総合振興局 |
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起点 |
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終点 |
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図名 |
20万 |
5万 |
2.5万 |
苫小牧 |
登別温泉 |
登別温泉 |
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用途 |
鉄道 |
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路線名 |
室蘭本線 |
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開通 |
1926(大正15)年6月25日 |
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閉鎖 |
1980(昭和55)年7月8日 |
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現況 |
廃止、開口、一部埋戻 |
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延長 |
609.60m |
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単線非電化1,067mm
軌道数=単線 |
電化/非電化=非電化 |
軌間=1,067mm |
| 坑門 型式 |
起点
| 面壁 イギリス積みレンガ レンガ5重巻アーチ |
終点
| 面壁 イギリス積みレンガ レンガ5重巻アーチ |
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覆工 |
レンガ |
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換気 |
自然 |
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室蘭本線は輸送量増強のため複線化した。伏別古トンネルは1代目の南隣に単線の2代目を建設し、1代目と2代目で上下線を分担し、登別駅 - 敷生(現竹浦)駅間は1926(大正15)年6月25日に複線として使用を開始した。このトンネルの道床は日本で初めてバラストを使用しないコンクリート道床を採用している。
3代目
ふしこべつ
伏古別
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20240130134028DSC 0041.jpg 登別方坑口
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基礎情報
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振興局 |
胆振
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胆振 総合振興局 |
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起点 |
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終点 |
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図名 |
20万 |
5万 |
2.5万 |
苫小牧 |
登別温泉 |
登別温泉 |
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用途 |
鉄道 |
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路線名 |
室蘭本線 |
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工事費 |
25億円 |
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開通 |
1980(昭和55)年7月8日 |
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現況 |
現役 |
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延長 |
960m |
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複線電化1,067mm
軌道数=複線 |
電化/非電化 =電化 |
軌間=1,067mm |
| 坑門 型式 |
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覆工 |
Co |
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従来非電化であった伏古別トンネルは電化に合わせて新たに掘りなおすこととなった。新たなトンネルは複線型で旧トンネルの南に設けられた。非常に軟弱な地盤であったが1979(昭和54)年7月5日に貫通し1980(昭和55)年7月8日に開通した。
ギャラリー
登別方坑口は3世代が並ぶ。左から1代目、2代目、3代目。
白老方坑口は1代目(右)と2代目(左)が並び、3代目は少し離れる。