蝦夷親不知

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蝦夷親不知はせたな町瀬棚区(旧瀬棚町)の日本海沿岸にある断崖である。別名虻羅のクズレ。長さ約1kmにわたり100mの切り立った崖が続く。ここにいつどのようにトンネルができたかは不明である。北隣に位置する島歌トンネルは1927(昭和2)年竣工とされるので蝦夷親不知のトンネルもこの頃のものか。

現道

あぶら
虻羅

基礎情報
振興局 檜山振興局
図名
20万 5万 2.5万
久遠 狩場山 美谷
用途 道路
路線名 一般国道229号
一般国道276号
施工者 伊藤組
設計者 函館開発建設部
工事費 9億1200万円
着工 1970(昭和45)年7月
竣工 1973(昭和48)年2月
開通 1972(昭和47)年12月19日
現況 現役
延長 1,065.0m
掘削
工法
矢板
覆工 Co T=50cm
舗装 Co T=20cm
照明 ナトリウム×129
換気 自然
排水 センタードレーン
サイドドレーン
等級 B
非常用
設備
有り
1987(昭和62)年非常用施設増設



旧道

旧道に現存するトンネル

現在残存しているトンネルは1本のみである。1991(平成3)年堀淳一氏の踏査でも同様であった。

現況調書

現況調書では虻羅2号虻羅1号の2トンネルが記載されている。

あぶらにごう
虻羅2号

基礎情報
振興局 檜山振興局
図名
20万 5万 2.5万
久遠 狩場山 美谷
用途 道路
工事費 不明
竣工 不明(新設)
1967(昭和42)年10月(改修)
延長 15.80m
覆工 素掘り
舗装 未舗装
照明 なし


あぶらいちごう
虻羅1号

基礎情報
振興局 檜山振興局
図名
20万 5万 2.5万
久遠 狩場山 美谷
用途 道路
工事費 不明
竣工 不明(新設)
1967(昭和42)年10月(改修)
延長 20.70m
覆工 素掘り
舗装 未舗装
照明 なし


地形図

2万5千分の1地形図には1967(昭和42)年には4本、1977(昭和52)年には5本のトンネルが記載されている。