湯ノ下
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ゆのした
湯ノ下
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湯ノ下トンネルは根室本線滝里駅(旧称奔茂尻駅) - 島ノ下駅間にあったトンネル。
当トンネルの属する鉄道は滝川駅 - 下富良野駅(現富良野駅)を結ぶ「下富良野線」として建設が始まった。延長53マイル63チェーン(約57.6km)でこの線中唯一のトンネルがこの湯ノ下トンネルである。偏圧を受ける地形で工事には慎重を期し、空知川の流れが近いことから堅固な護岸が築かれた。下富良野線は開通と同時に釧路本線(後の根室本線)となりこれまで釧路線であった旭川駅 - 下富良野駅間は富良野線と名前を変えた。
当トンネルの属する野花南駅 - 島ノ下駅間が滝里ダムの建設に伴う付け替えが行われ湯ノ下トンネルは廃止された。新線は滝里ダム下流で進行方向右に分岐し滝里・島ノ下の2トンネルを貫き再び合流する。ダム建設によって廃止されたが浸水域よりも上流に所在し水没は免れている。