「嵐山 (函館本線)」の版間の差分

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|閉鎖        =  
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|現況        = 現役
|現況        = 現役
|延長        = 1,300m
|延長        = 1,260m
|総幅員      =  
|総幅員      =  
|車道幅員    =  
|車道幅員    =  
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|電化/非電化  = 電化
|電化/非電化  = 電化
|坑門型式    =  
|坑門型式    =  
|掘削工法    =  
|掘削工法    = 側壁導坑先進上部半断面<BR>底設導坑先進上部半断面
|覆工        = Co
|覆工        = Co
|舗装        =  
|舗装        =  
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'''嵐山トンネル'''は函館本線伊納駅 - 近文駅間にある複線の鉄道トンネル。
'''嵐山トンネル'''は函館本線伊納駅 - 近文駅間にある複線の鉄道トンネル。


この区間は従来単線非電化であったが複線化・電化のため新設された。旧線は石狩川沿いの渓谷を通っていたが近文山を貫き新線とし、旧線は自転車専用道路に転用した。工事は隣の[[第3伊納]]トンネルと合わせ行われ1966(昭和41)年4月に着工、1969(昭和44)年9月30日に供用を開始した。
== 建設 ==
この区間は1896(明治29)年7月着工し1898(明治31)年7月16日開業して以来単線非電化であったが、複線化・電化のためトンネルが新設された。旧線は石狩川沿いの渓谷を通っていたが近文山を貫き新線とし、旧線は自転車専用道路に転用した。工事は隣の[[第3伊納]]トンネルと合わせ行われ1966(昭和41)年4月に着工。本トンネルは2工区に分かれ両押で掘削。1969(昭和44)年9月30日に供用を開始した。


滝川駅 - 旭川駅間53.4kmの複線化工事は本トンネルなどの開通をもって完了し、総事業費は約124億円であった。
== 火災 ==
== 火災 ==
2015(平成27)年12月27日4:06、伊納駅 - 近文駅間の上り線の架線で異常を検知し送電が自動的に遮断された。2分後に試投入され通電した。輸送指令により4:30頃通過した回送列車の運転士が確認したところ嵐山トンネル内の架線から火花が出ていた。後続の回送列車の運転士が確認し、トンネル内の417k300m付近のトンネル上部で出火している旨の連絡が4:57頃にあった。5:04頃にこの区間の上下線を電力指令により電停止させ、5:04頃消防へ緊急通報した。現場へ到着した電気社員が確認したところ断熱防水板のポリエチレンが燃えていた。7:24頃消防による消火活動が開始され、11:28鎮火を確認した。
2015(平成27)年12月27日4:06、伊納駅 - 近文駅間の上り線の架線で異常を検知し送電が自動的に遮断された。2分後に試投入され通電した。輸送指令により4:30頃通過した回送列車の運転士が確認したところ嵐山トンネル内の架線から火花が出ていた。後続の回送列車の運転士が確認し、トンネル内の417k300m付近のトンネル上部で出火している旨の連絡が4:57頃にあった。5:04頃にこの区間の上下線を電力指令により電停止させ、5:04頃消防へ緊急通報した。現場へ到着した電気社員が確認したところ断熱防水板のポリエチレンが燃えていた。7:24頃消防による消火活動が開始され、11:28鎮火を確認した。