張碓 (函館本線)

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はりうす
張碓

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
札幌 銭函
小樽東部
張碓
小樽東部
用途 鉄道
路線名 函館本線
施工者 關組(新設工事)
北拓建設(1959年伸長工事)
着工 1911(明治44)年6月2日
竣工 1912(大正元)年11月19日
開通 1912(大正元)年12月1日(上り)
1912(大正元)年12月24日(下り)
現況 現役
延長 1,254ft(1912)
534.6m(1912-1951)
580.9m(1951-1952)
620.9m(1952-1959)
910.9m(1959-)


張碓トンネルは函館本線朝里駅 - 張碓駅(現在は廃止)間に存在する鉄道トンネルである。

この区間は北海道で初めての鉄道といわれる幌内鉄道として1880(明治13)年11月28日に開通していたが、当時はトンネルを用いず、海沿いの崖下に単線の軌道が敷かれていた。1911(明治44)年6月20日に複線化が完了したが依然として急カーブと落石の危険にさらされていたので、同年6月2日にトンネルが着工し翌年開通した。旧線跡地はしばらく採石場として利用され輸送のため軌道も残されていたが戦後になりこれは廃止された。

トンネル化した後も落石や雪崩により支障をきたすことが多く、トンネルに落石覆いを接続する工事が行われた。1952(昭和27)年7月着工、1953(昭和28)年竣工でこれにより当トンネルは小樽(朝里駅側)方向に40m伸長した。その後も小樽側坑口付近で亀裂の入った岩石が見つかったため1957(昭和32)年には400m間の線路変更を伴い落石覆いを伸長し1959(昭和34)年10月に工事を竣工させた。