夕張峠

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夕張トンネルは夕張市の市街と西の栗山町を連絡する夕張峠に設けられたトンネルである。正確には夕張市千代田と同市富野の間にあり、峠道はすべて夕張市域内に収まっている。かつては1.2km北に峠があり、この頃は二股峠という名であった。この道は古くは夕張に至ることのできる唯一の道であり1908(明治41)年に拓殖道路に指定され国費によって整備された。

1代目

ゆうばり
夕張

基礎情報
振興局 空知総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
札幌 夕張 夕張
用途 道路
路線名 北海道道6号札幌夕張線(-1994)
北海道道3号札幌夕張線(1994-)
施工者 大成建設
着工 1963(昭和38)年7月
竣工 1965(昭和40)年12月
現況 廃止、密閉
延長 395.5m
覆工 Co T=600mm
舗装 Co
照明 ナトリウム×47
換気 自然
排水 サイドドレーン
等級 D
非常用
設備
無し


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2代目

ゆうばり
夕張

 
終点側坑口

基礎情報
振興局 空知総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
札幌 夕張 夕張
用途 道路
路線名 北海道道3号札幌夕張線
施工者 伊藤・田中・東急特定建設工事共同企業体
工事費 33億円
竣工 2003(平成15)年
開通 2004(平成16)年1月21日12:00
現況 現役
延長 421.50m
覆工 Co
舗装 Co
換気 自然


1代目のトンネルの西には大きなS字カーブがあり、またトンネルの老朽化も目立ってきたので2代目が計画された。整備事業は夕張峠の約4km間を新道に付け替えるもので、夕張トンネルは老朽して更新を急いだため1996(平成8)年先に着工し、当初2003(平成15)年4月の供用を予定していた。しかし岩質は専ら泥岩で脆く、途中には断層があり、1代目への影響などから工事が難航した。3.6m/日の掘進速度も1/3にまで悪化し、ついに掘削が中止に追い込まれた。2002(平成14)年10月に上半が貫通、続いて全断面が11月20日に貫通し、ぎ装や残工事を施し2004(平成16)年1月21日に供用を開始した。前述のとおりこの事業はトンネルが先駆して工事をしており、この時の開通はトンネルとその前後220m間であった。トンネルの西側坑口では全線開通まで旧道に接続されるため直角カーブとなり危険なためにセンターポールの設置やロードヒーティングの実施をした。残りの3,840mは、勾配率を従来の6.1%から4.1%まで緩和し、錦冬橋・錦秋橋・錦夏橋・錦春橋の各橋梁を新設、2008(平成20)年12月1日に全線開通した。