厚瀬

2020年2月28日 (金) 17:45時点におけるIyokanmorigen (トーク | 投稿記録)による版 (typo)

厚瀬トンネル新厚瀬トンネルは国道229号島牧村、厚瀬崎を貫くトンネルである。2本のトンネルがそれぞれ上下線を担っている。旧道には3本の素掘りトンネルが現存している。

旧道

厚瀬崎の両側は海成の泥岩であるが、岬は火成岩でできており比較的侵食を受けにくい。周囲は海食棚になっているが岬周縁の陸地は切り立った岩崖となっており平坦部は極めて少ない。1898(明治31)年、寿都から島牧までの道路建設が始まり1928(昭和3)年にバスが開通している。この時厚瀬崎には寿都から島牧に向かって厚瀬1号厚瀬2号厚瀬3号の3本のトンネルが掘削されたと見られる。崖下は埋め立てられ石垣の護岸の上に道路が敷かれた。

あっちゃせいちごう
厚瀬1号

 

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 寿都 永豊
用途 道路
路線名 準地方費道18号江差岩内線(-1953)
2級国道229号小樽江差線(1953-)
現況 廃止、開口
覆工 素掘
舗装 未舗装


あっちゃせにごう
厚瀬2号

 

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 寿都 永豊
用途 道路
路線名 準地方費道18号江差岩内線(-1953)
2級国道229号小樽江差線(1953-)
現況 廃止、開口
覆工 素掘
舗装 未舗装


あっちゃせさんごう
厚瀬3号

 

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 寿都 永豊
用途 道路
路線名 準地方費道18号江差岩内線(-1953)
2級国道229号小樽江差線(1953-)
現況 廃止、開口
覆工 素掘
舗装 未舗装



現道

1965(昭和40)年岬の付け根を短絡する厚瀬トンネルが竣工した。当時島牧村を横断する海岸道路は茂津多岬付近が開通しておらず国道229号は島牧村で袋小路となっていた。そのため交通量は少なかったが茂津多岬の道路は1976(昭和51)年に開通し行き詰まりが解消され1996(平成8)年厚瀬崎には新厚瀬トンネルが竣工した。従来の厚瀬トンネルは江差に向かう1車線、新厚瀬トンネルは小樽へ向かう1車線に分け供用されている。

あっちゃせ
厚瀬

 
港側坑口

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 寿都 永豊
用途 道路
路線名 2級国道229号小樽江差線(-1964)
一般国道229号(1964-)
管理者 小樽開発建設部
設計者 小樽開発建設部
工事費 61,000,000円
着工 1964(昭和39)年5月
竣工 1965(昭和40)年12月
現況 現役
覆工 Co
舗装 Co
照明 ナトリウム灯×67個


しんあっちゃせ
新厚瀬

 
港側坑口

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 寿都 永豊
用途 道路
路線名 一般国道229号
管理者 小樽開発建設部
工事費 1,389,000,000円
着工 1989(平成元)年10月
竣工 1996(平成8)年5月
現況 現役
覆工 Co
舗装 Co
照明 ナトリウム灯×62個