ウエンベツ
うえんべつ
ウエンベツ
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ウエンベツトンネルは胆振線の蟠渓駅 - 北湯沢駅間にあったトンネル。
建設当初は素掘りで後にコンクリート(現場打、アーチの一部はブロック積)で覆工が施されたとみられる。1986(昭和61)年11月1日胆振線廃止後は他用途に転用されずコンクリートで坑口が密閉され、前後の線路跡も半ば自然に還っていた。2001(平成13)年並行する国道453号を線路跡へ付け替える蟠渓道路事業がスタートした。蟠渓及び北湯沢からウエンベツトンネルに向かい工事が進み、最後に残ったウエンベツトンネルは工事の障害となったことからオープンカットされ撤去された。撤去は坑口に塗り固められたコンクリート壁を崩し、トンネル内部に土砂を充てんして崩落を防いで行われた。実施されたのは2014(平成26)年10月頃である。蟠渓道路の全5.4kmのうちウエンベツトンネル前後2.5km間は2016(平成28)年2月27日に国道453号としての供用を開始した。かつてのウエンベツトンネル付近は大規模に切土されトンネルを偲ぶものは残っていない。
本トンネルとの関連は不明だか近くに「隧道の沢川」という川がある。