「塩谷」の版間の差分

提供:北海道 トンネルwiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(→‎1代目: typo)
(所在地修正)
279行目: 279行目:
|地図        =  
|地図        =  
|振興局      = 後志総合振興局
|振興局      = 後志総合振興局
|起点        = 小樽市塩谷<BR>43.210303, 140.907633
|起点        = 小樽市塩谷2丁目<BR>43.210303, 140.907633
|終点        = 小樽市塩谷<BR>43.210603, 140.908469
|終点        = 小樽市塩谷2丁目<BR>43.210603, 140.908469
|20万図名    = 岩内
|20万図名    = 岩内
|5万図名      = 小樽西部
|5万図名      = 小樽西部

2021年3月29日 (月) 08:10時点における版

この項目は、書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています。

塩谷トンネルは国道5号小樽市内桃内と塩谷の間にあるトンネルである。現在供用中の3代目は1本、先代の2代目には2本、1代目では7本のトンネルがある。

トンネル化以前

小樽 - 余市間は小さな坂はあれどあまり険阻ではなく、安政以後は海路より陸路の需要が高まった。そこで安政11年12月道の改修に着手し、15年に竣工した。工事の資金・労働力・敷地は沿道の住民が寄付し、建網1統ごとに約30間の工事が網元に割り当てられ、余暇に工事が進められた。塩谷 - 桃内間は塩谷丸山から伸びる尾根を越えるため短いながら山道となっていた。この道は現在でも一部が通行できる状態で残っている。

1代目

ももないだいななごう
桃内第7号

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 国道4号(-1952)
1級国道5号(1952-1965)
2級国道229号小樽江差線(1953-1965)
一般国道5号(1956-)
一般国道229号(1965-)
工事費 不明
竣工 1932(昭和7)年3月
現況 廃止
札幌方:開口
函館方:柵による閉鎖
延長 180.00m
舗装 未舗装


ももないだいろくごう
桃内第6号

札幌方坑口跡
札幌方坑口跡

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 国道4号(-1952)
1級国道5号(1952-1965)
2級国道229号小樽江差線(1953-1965)
一般国道5号(1956-)
一般国道229号(1965-)
工事費 不明
竣工 1932(昭和7)年3月
現況 廃止
札幌方:崩落
函館方:わずかに開口
延長 77.50m
舗装 未舗装


ももないだいごごう
桃内第5号

函館方坑口
函館方坑口

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 国道4号(-1952)
1級国道5号(1952-1965)
2級国道229号小樽江差線(1953-1965)
一般国道5号(1956-)
一般国道229号(1965-)
工事費 不明
竣工 1932(昭和7)年3月
現況 廃止
札幌方:開口
函館方:柵による閉鎖
延長 63.50m
舗装 未舗装


ももないだいよんごう
桃内第4号

坑内の様子
坑内の様子

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 国道4号(-1952)
1級国道5号(1952-1965)
2級国道229号小樽江差線(1953-1965)
一般国道5号(1956-)
一般国道229号(1965-)
工事費 不明
竣工 1932(昭和7)年3月
現況 廃止
開口
延長 56.50m
舗装 未舗装


ももないだいさんごう
桃内第3号

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 国道4号(-1952)
1級国道5号(1952-1965)
2級国道229号小樽江差線(1953-1965)
一般国道5号(1956-)
一般国道229号(1965-)
工事費 不明
竣工 1932(昭和7)年3月
現況 廃止
延長 16.00m
舗装 未舗装


ももないだいにごう
桃内第2号

札幌方坑口
札幌方坑口

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 国道4号(-1952)
1級国道5号(1952-1965)
2級国道229号小樽江差線(1953-1965)
一般国道5号(1956-)
一般国道229号(1965-)
工事費 不明
竣工 1932(昭和7)年3月
現況 廃止
函館方:崩落
札幌方:開口
延長 40.00m
舗装 未舗装


ももないだいいちごう
桃内第1号

札幌方坑口
札幌方坑口

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 国道4号(-1952)
1級国道5号(1952-1965)
2級国道229号小樽江差線(1953-1965)
一般国道5号(1956-)
一般国道229号(1965-)
工事費 不明
竣工 1932(昭和7)年3月
現況 廃止
函館方:崩落
札幌方:開口
延長 75.00m
覆工 Co巻立
舗装 未舗装


2代目

かさいわ
笠岩

札幌方坑口
札幌方坑口

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 一般国道5号
一般国道229号
管理者 小樽開発建設部小樽道路事務所
施工者 地崎組
大林組
工事費 1億8200万円
着工 1966(昭和41)年3月
竣工 1966(昭和41)年12月
閉鎖 2021(令和3)年3月20日14:45
現況 廃止
延長 370.0m
掘削
工法
矢板
底設導坑先進上部半断面
覆工 Co T=40cm
舗装 Co T=25cm
照明 ナトリウム×63
換気 自然
排水 サイドドレーン
等級 B
非常用
設備
有り


しおや
塩谷

坑内の急カーブ
坑内の急カーブ

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 1級国道5号(-1965)2級国道229号小樽江差線(-1965)
一般国道5号(1965-)
一般国道229号(1965-)
管理者 小樽開発建設部小樽道路事務所
工事費 1億1800万円
着工 1959(昭和34)年11月
竣工 1960(昭和35)年11月
閉鎖 2021(令和3)年3月20日14:45
現況 廃止
延長 365m(-1967)
540.5m(1967-)
掘削
工法
矢板
覆工 Co T=40cm
舗装 Co T=25cm
照明 ナトリウム×81
換気 自然
排水 サイドドレーン
等級 B
非常用
設備
有り
1967(昭和42)年L=175.5m伸長


3代目

しおや
塩谷

基礎情報
振興局 後志総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
岩内 小樽西部 小樽西部
用途 道路
路線名 一般国道5号
一般国道229号
管理者 小樽開発建設部小樽道路事務所
施工者 大林・福津特定建設工事共同企業体
設計者 ダイヤコンサルタント
着工 2015(平成27)年度
開通 2021(令和3)年3月20日15:00
現況 現役
延長 1,063.00m
掘削
工法
NATM
覆工 Co


2代目開通以降海岸の崖は特に整備されずしばらく放置されたが、2007(平成19)年4月の大雨が原因の崖崩れがきっかけで始まった赤土の海への流出が深刻となり、漁業への影響が出たため土砂の除去や仮護岸工事を行った。これ以外にも波の浸食が激しく2代目トンネルに危険が及ぶおそれが出た。2代目トンネルは狭隘化・老朽化し、坑内の急カーブの問題もあったことから内陸側に3代目トンネルを建設する運びとなった。

この事業は「塩谷防災工事」として2011(平成23)年度に着手し、新たな塩谷トンネルを核とし前後の1.5kmを新道に付け替えた。新道は3種2級の2車線で設計速度は60km/h、総事業費は約70億円。2015(平成27)年度トンネルが着工、2019(令和元)年9月20日には坑内で貫通式が催された。

2021(令和3)年3月20日11:00より余市側の坑口で開通式が開かれ、12:00に通り初めが行われた。14:45に切り替え区間をすべて通行止めとし、15分間の切り替え作業ののち15:00供用開始した。