「熊別坂」の版間の差分

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(戸井1号の路線名)
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|2.5万図名    = 戸井
|2.5万図名    = 戸井
|用途        = 道路
|用途        = 道路
|路線名      = 準地方費道12号函館椴法華線(-1954)<BR>北海道道112号尾札部戸井函館線(1954-1970)<BR>一般国道278号(1970-)
|路線名      = 準地方費道12号函館椴法華線(-1954)<BR>北海道道112号尾札部戸井函館線(1954-1970)<BR>一般国道278号(1970-?)<BR>市道浜町9号線(?-)
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|施工者      =  
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2021年3月29日 (月) 08:08時点における版

通称熊別坂は函館市(旧戸井町)に位置し、津軽海峡に突き出した「オカムイ」と呼ばれる岬を越える峠である。地形図はじめ多くの地図に名前は記載されていないが、武井ノ島や戸井漁港のある岬と書けば凡そその位置がわかるだろう。ここには国道278号に2本、その旧道に2本のトンネルが掘られた。

亀田半島沿岸を周遊する海岸道路は急峻な地形に阻まれ山道を徒歩で越える箇所がいくつもあり、熊別坂もその一つであった。馬車が通じるよう改良が始まったのは明治時代で、函館方面から戸井までは1910(明治43)年に改修が行われその後客馬車が通うようになった。しかし戸井以東の熊別坂や原木峠日浦峠は依然として旧山道に頼っており道路の開発が望まれていた。1923(大正12)年北海道庁により函館から椴法華までの道路開削が着手、1927(昭和2)年5月には戸井1号戸井2号の2本のトンネルがオカムイに誕生し熊別坂は旧道となった。352,719円63銭の費用をかけたこの工事は1932(昭和7)年3月29日に竣工し函館 - 椴法華間の自動車道が確保された。なおこの工事によって誕生したトンネルはほかに原木1 - 7号日浦1 - 8号がある。戦後になり戸井1号は武井、戸井2号は戸井に改称された。のちに2本は新トンネルに切り替えられ、旧武井は恵山町道(現函館市道)に降格、旧戸井は廃止された。

むい
武井

浜町方坑口
浜町方坑口

基礎情報
振興局 渡島総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
尻屋崎 恵山 戸井
用途 道路
路線名 一般国道278号
施工者 戸田・新井共同企業体
設計者 北海道開発コンサルタント
工事費 5億4100万円
着工 1974(昭和49)年7月
竣工 1975(昭和50)年12月
現況 現役
延長 128.0m
掘削
工法
矢板
覆工 Co(80 - 157cm厚)
舗装 Co
照明 ナトリウム×76
換気 自然
排水 サイドドレーン
等級 D
非常用
設備
無し


とい
戸井

浜町方坑口とオカムイの断崖
浜町方坑口とオカムイの断崖

基礎情報
振興局 渡島総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
尻屋崎 恵山 戸井
用途 道路
路線名 北海道道112号尾札部戸井函館線(1954-1970)
一般国道278号(1970-)
施工者 戸田建設
設計者 函館開発建設部
工事費 1億8000万円
着工 1967(昭和42)年6月
竣工 1969(昭和44)年12月
現況 現役
延長 250m
掘削
工法
矢板
覆工 Co(50cm厚)
舗装 Co
照明 ナトリウム×127
換気 自然
排水 サイドドレーン
等級 D
非常用
設備
無し
1987(昭和62)年照明増灯


むい(といいちごう)
武井(戸井1号)

新二見町方坑口
新二見町方坑口

基礎情報
振興局 渡島総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
尻屋崎 恵山 戸井
用途 道路
路線名 準地方費道12号函館椴法華線(-1954)
北海道道112号尾札部戸井函館線(1954-1970)
一般国道278号(1970-?)
市道浜町9号線(?-)
竣工 1927(昭和2)年5月(新設工事)
1952(昭和27)年(改良工事)
現況 現役
延長 11.00m
覆工 Co
舗装 As
照明 無し
換気 自然


とい(といにごう)
戸井(戸井2号)

新二見町方坑口
新二見町方坑口

基礎情報
振興局 渡島総合振興局
図名
20万 5万 2.5万
尻屋崎 恵山 戸井
用途 道路
路線名 準地方費道12号函館椴法華線(-1954)
北海道道112号尾札部戸井函館線(1954-)
竣工 1940(昭和15)年(改良工事)
1953(昭和28)年(改良工事)
現況 廃止、金網による閉鎖、内部崩落
延長 228.60m
覆工 Co
舗装 未舗装