「ワッカケ」の版間の差分

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|画像説明    = 密閉以前の潮見方坑口
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|注釈        = 1972(昭和47)年白岩方20m伸長
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余市-古平間の海岸道路は1948(昭和23)年に着工し、ワッカケトンネルは1955(昭和30)年10月27日9:03に導坑が貫通、余市古平両町長らが参加し貫通式が挙行された。1956(昭和31)年に竣工、当時の延長は478mである。その後1972(昭和47)年白岩側坑口が延長され498mとなった。車道幅員5.5mの当トンネルは大型車が離合困難で、潮見側坑口は半径50mの急カーブとなっていた。また2005(平成17)年3月11日には潮見側坑口付近で雪崩が発生し通行止めとなった。
余市-古平間の海岸道路は1948(昭和23)年に着工し、ワッカケトンネルは1955(昭和30)年10月27日9:03に導坑が貫通、余市古平両町長らが参加し貫通式が挙行された。1956(昭和31)年に竣工、当時の延長は478mである。その後1972(昭和47)年小樽方坑口が延長され498mとなった。車道幅員5.5mの当トンネルは大型車が離合困難で、江差方坑口は半径50mの急カーブとなっていた。また2005(平成17)年3月11日には小樽方坑口付近で雪崩が発生し一時通行止めとなった。
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防災点検要対策箇所と通行規制区間解消のための「積丹防災」により新トンネル建設が決まり1989(平成元)年度に滝の澗工区として事業化した。2004(平成16)年に着工したが、用地取得に時間がかかり2006(平成18)年に一旦工事は中断した。2008(平成20)年に再開し2009(平成21)年に竣工した。1代目の西側(陸側)に付け替えられ1代目は閉鎖された。これにより白岩町の市街や出足平漁港は旧道に取り残され袋小路となった。トンネル前後約700mの道路も新設し、総工費は約40億円。銘板の「ワッカケトンネル」の文字は地元余市町立沢町小学校の当時6年の児童たちによる揮毫。滝の澗工区はほかに[[梅川]]・[[滝の澗]]・[[豊浜]]・[[沖歌]]の各トンネルが建設され2012(平成24)年度までにすべて供用を開始した。
防災点検要対策箇所と通行規制区間解消のための「積丹防災」により新トンネル建設が決まり1989(平成元)年度に滝の澗工区として事業化した。2004(平成16)年に着工したが、用地取得に時間がかかり2006(平成18)年に一旦工事は中断した。2008(平成20)年に再開し2009(平成21)年に竣工した。1代目の西側(陸側)に付け替えられ1代目は閉鎖された。これにより白岩町の市街や出足平漁港は旧道に取り残され袋小路となった。トンネル前後約700mの道路も新設し、総工費は約40億円。銘板の「ワッカケトンネル」の文字は地元余市町立沢町小学校の当時6年の児童たちによる揮毫。滝の澗工区はほかに[[梅川]]・[[滝の澗]]・[[豊浜]]・[[沖歌]]の各トンネルが建設され2012(平成24)年度までにすべて供用を開始した。
 
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== ギャラリー ==
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ファイル:20100523180530DSC_0477.jpg|後年延長された1代目小樽方坑口
ファイル:20100523181218DSC_0478.jpg|1代目坑内
ファイル:20100523181630DSC_0480.jpg|1代目の急カーブ内には車に擦られたとみられる傷が多数あった。
ファイル:20130820105952DSC_0406.jpg|2代目江差方坑口
ファイル:20130820105750DSC_0399.jpg|2代目1期工事銘板
ファイル:20130820105752DSC_0401.jpg|2代目1期工事銘板
ファイル:20130820105804DSC_0403.jpg|2代目1期工事銘板
ファイル:20130820105752DSC_0400.jpg|2代目2期工事銘板
ファイル:20130820105754DSC_0402.jpg|2代目2期工事銘板
ファイル:20130820105804DSC_0404.jpg|2代目2期工事銘板
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[[カテゴリ:2010年廃止]]
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2025年11月29日 (土) 14:26時点における最新版

ワッカケトンネルは積丹半島のワッカケ岬にあるトンネル。新旧2本あり旧トンネルは廃止されている。

1代目

わっかけ
ワッカケ

北海道 トンネルwiki ID:983924

密閉以前の江差方坑口
密閉以前の江差方坑口

基礎情報
振興局
後志
総合振興局
起点
住所 余市郡余市町字白岩町
座標 43.237517,140.734238
終点
住所 余市郡余市町字白岩町
座標 43.241397,140.731097
図名
20万 5万 2.5万
岩内 古平 豊浜
用途 道路
路線名 2級国道229号小樽江差線(-1965)
一般国道229号(1965-)
設計者 小樽開発建設部
工事費 5800万円
着工 1954(昭和29)年12月
竣工 1956(昭和31)年12月
閉鎖 2010(平成22)年3月2日
現況 廃止
Co塗固
延長 498.0m

総幅員
=6.0m
車道幅員
=5.5m
中央高
=5.04m
有効高
=(N/A)
建築限界高
=4.5m
坑門
型式
起点 面壁
終点 面壁
覆工 Co
舗装 Co T=25cm
照明 ナトリウム×23
換気 自然
排水 サイドドレーン
等級
非常用
設備
無し
1972(昭和47)年白岩方20m伸長

余市-古平間の海岸道路は1948(昭和23)年に着工し、ワッカケトンネルは1955(昭和30)年10月27日9:03に導坑が貫通、余市古平両町長らが参加し貫通式が挙行された。1956(昭和31)年に竣工、当時の延長は478mである。その後1972(昭和47)年小樽方坑口が延長され498mとなった。車道幅員5.5mの当トンネルは大型車が離合困難で、江差方坑口は半径50mの急カーブとなっていた。また2005(平成17)年3月11日には小樽方坑口付近で雪崩が発生し一時通行止めとなった。

2代目

わっかけ
ワッカケ

北海道 トンネルwiki ID:495157

小樽方坑口
小樽方坑口

基礎情報
振興局
後志
総合振興局
起点
住所 余市郡余市町字白岩町
座標 43.233799,140.735373
終点
住所 余市郡余市町字潮見町
座標 43.240810,140.730153
図名
20万 5万 2.5万
岩内 古平 豊浜
用途 道路
路線名 一般国道229号
施工者 西松・伊藤・石山特定建設工事共同企業体(-2006)
西松・石山特定建設工事共同企業体(2008-)
設計者 中央コンサルタンツ
着工 第1期:2004(平成16)年3月
第2期:2008(平成20)年8月
竣工 第1期:2006(平成18)年3月
第2期:2009(平成21)年11月
開通 2010(平成22)年3月2日6:00
現況 現役
延長 910.0m

総幅員
=11.25m
車道幅員
=6.5m
中央高
=(N/A)
有効高
=(N/A)
建築限界高
=4.7m
掘削
工法
NATM
覆工 Co
舗装 Co
照明 セラミックメタルハライド×132
換気 自然
等級
非常用
設備
有り

防災点検要対策箇所と通行規制区間解消のための「積丹防災」により新トンネル建設が決まり1989(平成元)年度に滝の澗工区として事業化した。2004(平成16)年に着工したが、用地取得に時間がかかり2006(平成18)年に一旦工事は中断した。2008(平成20)年に再開し2009(平成21)年に竣工した。1代目の西側(陸側)に付け替えられ1代目は閉鎖された。これにより白岩町の市街や出足平漁港は旧道に取り残され袋小路となった。トンネル前後約700mの道路も新設し、総工費は約40億円。銘板の「ワッカケトンネル」の文字は地元余市町立沢町小学校の当時6年の児童たちによる揮毫。滝の澗工区はほかに梅川滝の澗豊浜沖歌の各トンネルが建設され2012(平成24)年度までにすべて供用を開始した。

ギャラリー