「虎杖浜 (国道36号)」の版間の差分
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|よみ = こじょうはま | |よみ = こじょうはま | ||
|名称 = 虎杖浜 | |名称 = 虎杖浜 | ||
|画像 = | |TID = 822237 | ||
|画像説明 = | |画像 = 20240130132458DSC_0024.jpg | ||
|画像説明 = 西側の坑口跡 | |||
|地図 = | |地図 = | ||
|振興局 = | |振興局 = {{胆振}} | ||
| | |起点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | ||
| | |起点北緯 = 42.456707 | ||
|起点東経 = 141.191944 | |||
|終点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | |||
|終点北緯 = 42.457823 | |||
|終点東経 = 141.196182 | |||
|20万図名 = 苫小牧 | |20万図名 = 苫小牧 | ||
|5万図名 = 登別温泉 | |5万図名 = 登別温泉 | ||
|2.5万図名 = 登別温泉 | |2.5万図名 = 登別温泉 | ||
|用途 = 道路 | |用途 = 道路 | ||
|路線名 = 1級国道36号(-1965)<br>一般国道36号(1965-) | |路線名 = {{1級国道36号}}(-1965)<br>{{一般国道36号}}(1965-) | ||
|管理者 = | |管理者 = 室蘭開発建設部室蘭道路事務所 | ||
|施工者 = 伊藤組 | |施工者 = 伊藤組 | ||
|設計者 = | |設計者 = | ||
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|竣工 = 1959(昭和34)年10月 | |竣工 = 1959(昭和34)年10月 | ||
|開通 = | |開通 = | ||
|閉鎖 = | |閉鎖 = 2009(平成21)年11月2日 | ||
|現況 = | |現況 = {{廃止}}<BR>埋め戻し | ||
|延長 = 370.0m | |延長 = 370.0m | ||
|内空断面画像 = 道路 | |||
|内空断面画像2= | |||
|総幅員 = 8.20m | |総幅員 = 8.20m | ||
|車道幅員 = 6.0m | |車道幅員 = 6.0m | ||
|中央高 = | |中央高 = | ||
|有効高 = | |||
|建築限界高 = 4.2m | |建築限界高 = 4.2m | ||
|電化/非電化 = | |電化/非電化 = | ||
| | |軌道数 = | ||
|掘削工法 = | |軌間 = | ||
|起点坑門型式 = 面壁 | |||
|終点坑門型式 = 面壁 | |||
|掘削工法 = {{矢板}}・{{オープンカット}} | |||
|覆工 = Co | |覆工 = Co | ||
|舗装 = Co・As併用 | |舗装 = Co・As併用 | ||
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|換気 = 自然 | |換気 = 自然 | ||
|排水 = サイドドレーン | |排水 = サイドドレーン | ||
|トンネル等級 = | |トンネル等級 = {{等級B}} | ||
|非常用設備 = 非常電話×4<BR>通報装置×4<BR>警報装置×2<BR>消火器×7 | |非常用設備 = 非常電話×4<BR>通報装置×4<BR>警報装置×2<BR>消火器×7 | ||
|注釈 = 1987(昭和62)年照明増灯 | |注釈 = 高さ制限3.8m<BR>1987(昭和62)年照明増灯 | ||
}} | }} | ||
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== 廃止化 == | == 廃止化 == | ||
虎杖浜トンネルは道路構造令の基準以下の車道巾員で、建築限界高4.2m・高さ制限3.8mとやや低く、海コントレーラなどの通行に支障があった。また国道36号は交通量増加より各所で4車線化が行われたがトンネルを含む区間は2車線のままであった。よってトンネルを廃止し4車線の道路を築造する必要が生じた。1989(平成元)年、事業化及び工事着手し白老町虎杖浜から登別市登別港町2丁目までの4.6km間を3種1級の4車線に拡幅する一般国道36号登別拡幅事業がスタートした。1990(平成2)年から工事の完了した箇所を順次開通し最後に残ったのが虎杖浜トンネル前後の1.7kmである。当初は2007(平成19)年度に事業を完了する計画であったが用地処理及び埋蔵文化財調査に時間を要し2011(平成22)年度にずれ込んだ。埋蔵文化財では住居跡や土器などが発見された。トンネル付近はトンネルの南側(海側)の丘陵をオープンカットしトンネルと並行した切通を設けることになった。トンネルの供用を続けながら近傍を大きく開削するわけだが虎杖浜トンネルは先に述べたが施工時に崩落を起こしてその部分をオープンカット工法としたが詳細が記録されておらず、トンネル自体の老朽化も著しいことからオープンカットによるトンネルへの影響が懸念された。また軟質な火山灰が複雑に分布し旧沢地形が散見されるなどし工事は難航した。2009(平成21)年10月5日10:00旧トンネルと新道を上下線で分かつセパレート通行が開始、11月2日に2車線が暫定開通、2011(平成23)年3月10日11:00に4車線の供用が開始され、トンネルは廃止・埋め戻しが為された。 | 虎杖浜トンネルは道路構造令の基準以下の車道巾員で、建築限界高4.2m・高さ制限3.8mとやや低く、海コントレーラなどの通行に支障があった。また国道36号は交通量増加より各所で4車線化が行われたがトンネルを含む区間は2車線のままであった。よってトンネルを廃止し4車線の道路を築造する必要が生じた。1989(平成元)年、事業化及び工事着手し白老町虎杖浜から登別市登別港町2丁目までの4.6km間を3種1級の4車線に拡幅する一般国道36号登別拡幅事業がスタートした。1990(平成2)年から工事の完了した箇所を順次開通し最後に残ったのが虎杖浜トンネル前後の1.7kmである。当初は2007(平成19)年度に事業を完了する計画であったが用地処理及び埋蔵文化財調査に時間を要し2011(平成22)年度にずれ込んだ。埋蔵文化財では住居跡や土器などが発見された。トンネル付近はトンネルの南側(海側)の丘陵をオープンカットしトンネルと並行した切通を設けることになった。トンネルの供用を続けながら近傍を大きく開削するわけだが虎杖浜トンネルは先に述べたが施工時に崩落を起こしてその部分をオープンカット工法としたが詳細が記録されておらず、トンネル自体の老朽化も著しいことからオープンカットによるトンネルへの影響が懸念された。また軟質な火山灰が複雑に分布し旧沢地形が散見されるなどし工事は難航した。2009(平成21)年10月5日10:00旧トンネルと新道を上下線で分かつセパレート通行が開始、11月2日に2車線が暫定開通、2011(平成23)年3月10日11:00に4車線の供用が開始され、トンネルは廃止・埋め戻しが為された。 | ||
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== ギャラリー == | |||
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ファイル:20240130132504DSC_0025.jpg|大きな切り通しのすぐ北側にトンネルは位置していた | |||
ファイル:20240130132528DSC_0026.jpg|西側坑口近くには扁額が保存されている | |||
ファイル:20240130132624DSC_0030.jpg|保存されている扁額のそばには建設時に発生した崩落事故の慰霊碑も建つ | |||
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{{デフォルトソート:こしようはま}} | {{デフォルトソート:こしようはま}} | ||
[[Category:1000m未満のトンネル|370]] | [[Category:1000m未満のトンネル|370]] | ||
[[Category:1959年開通]] | [[Category:1959年開通]] | ||
[[Category: | [[Category:2009年廃止]] |
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こじょうはま
虎杖浜
北海道 トンネルwiki ID:822237 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虎杖浜トンネルは国道36号の白老町虎杖浜付近に存在したトンネル。施工時に崩落が発生したため中央付近約50mがオープンカット工法となっていた。坑口でも崩落が発生した。
廃止化
虎杖浜トンネルは道路構造令の基準以下の車道巾員で、建築限界高4.2m・高さ制限3.8mとやや低く、海コントレーラなどの通行に支障があった。また国道36号は交通量増加より各所で4車線化が行われたがトンネルを含む区間は2車線のままであった。よってトンネルを廃止し4車線の道路を築造する必要が生じた。1989(平成元)年、事業化及び工事着手し白老町虎杖浜から登別市登別港町2丁目までの4.6km間を3種1級の4車線に拡幅する一般国道36号登別拡幅事業がスタートした。1990(平成2)年から工事の完了した箇所を順次開通し最後に残ったのが虎杖浜トンネル前後の1.7kmである。当初は2007(平成19)年度に事業を完了する計画であったが用地処理及び埋蔵文化財調査に時間を要し2011(平成22)年度にずれ込んだ。埋蔵文化財では住居跡や土器などが発見された。トンネル付近はトンネルの南側(海側)の丘陵をオープンカットしトンネルと並行した切通を設けることになった。トンネルの供用を続けながら近傍を大きく開削するわけだが虎杖浜トンネルは先に述べたが施工時に崩落を起こしてその部分をオープンカット工法としたが詳細が記録されておらず、トンネル自体の老朽化も著しいことからオープンカットによるトンネルへの影響が懸念された。また軟質な火山灰が複雑に分布し旧沢地形が散見されるなどし工事は難航した。2009(平成21)年10月5日10:00旧トンネルと新道を上下線で分かつセパレート通行が開始、11月2日に2車線が暫定開通、2011(平成23)年3月10日11:00に4車線の供用が開始され、トンネルは廃止・埋め戻しが為された。