「伏古別」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
Iyokanmorigen (トーク | 投稿記録) (ページの作成:「'''伏古別トンネル'''は室蘭本線の登別駅 - 虎杖浜駅間にある鉄道トンネル。旧線2本、現在線1本の合計3本がある。 == 1代目 == {…」) |
Iyokanmorigen (トーク | 投稿記録) (+ギャラリー、2代目の道床について) |
||
(同じ利用者による、間の3版が非表示) | |||
3行目: | 3行目: | ||
== 1代目 == | == 1代目 == | ||
{{基礎情報 | {{基礎情報 | ||
|よみ | |よみ = ふしこべつ | ||
|名称 | |名称 = 伏古別 | ||
|画像 | |TID = 694909 | ||
|画像説明 | |画像 = 20240130130934DSC 0015.jpg | ||
|振興局 | |画像説明 = 白老方坑口 | ||
| | |地図 = | ||
|20万図名 | |振興局 = {{胆振}} | ||
|5万図名 | |起点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | ||
|2.5万図名 = 登別温泉 | |起点北緯 = 42.455968 | ||
|用途 | |起点東経 = 141.187277 | ||
|路線名 | |終点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | ||
|管理者 | |終点北緯 = 42.459794 | ||
|施工者 | |終点東経 = 141.192641 | ||
|設計者 | |20万図名 = 苫小牧 | ||
|工事費 | |5万図名 = 登別温泉 | ||
|着工 | |2.5万図名 = 登別温泉 | ||
|竣工 | |用途 = 鉄道 | ||
|開通 | |路線名 = {{室蘭線}}(-1909)<BR>{{室蘭本線}}(1909-) | ||
|閉鎖 | |管理者 = | ||
|現況 | |施工者 = | ||
| | |設計者 = | ||
|総幅員 | |工事費 = | ||
| | |着工 = 1890(明治23)11月6日 | ||
| | |竣工 = 1892(明治25)2月18日 | ||
|掘削工法 | |開通 = 1892(明治25)年8月1日 | ||
|覆工 | |閉鎖 = 1980(昭和55)年7月8日 | ||
|舗装 | |現況 = {{廃止}}、開口、一部埋戻 | ||
|照明 | |延長 = 609.60m | ||
| | |内空断面画像 = 単線非電化 | ||
| | |内空断面画像2= | ||
|総幅員 = | |||
|車道幅員 = | |||
|中央高 = | |||
|有効高 = | |||
|建築限界高 = | |||
|電化/非電化 = 非電化 | |||
|軌道数 = 単線 | |||
|軌間 = 1,067mm | |||
|起点坑門型式 = 面壁<BR>イギリス積みレンガ<BR>レンガ5重巻アーチ | |||
|終点坑門型式 = 面壁<BR>イギリス積みレンガ<BR>レンガ5重巻アーチ | |||
|掘削工法 = | |||
|覆工 = レンガ<BR>側壁:イギリス積み<BR>アーチ:長手積み | |||
|舗装 = | |||
|照明 = | |||
|換気 = 自然 | |||
|排水 = センタードレーン | |||
|トンネル等級 = | |||
|非常用設備 = | |||
|注釈 = | |||
}} | }} | ||
北海道では空知の炭鉱と小樽の積出港を結ぶ線として、初の本格的な鉄道が開かれたが、続いて空知から室蘭港へ至る室蘭線(現在の室蘭本線)が敷かれた。開通したのは1892(明治25)年8月1日。 | 北海道では空知の炭鉱と小樽の積出港を結ぶ線として、初の本格的な鉄道が開かれたが、続いて空知から室蘭港へ至る室蘭線(現在の室蘭本線)が敷かれた。開通したのは1892(明治25)年8月1日。 | ||
39行目: | 58行目: | ||
== 2代目 == | == 2代目 == | ||
{{基礎情報 | {{基礎情報 | ||
|よみ | |よみ = ふしこべつ | ||
|名称 | |名称 = 伏古別 | ||
|画像 | |TID = 842459 | ||
|画像説明 | |画像 = 20240130130612DSC 0005.jpg | ||
|振興局 | |画像説明 = 白老方坑口 | ||
| | |地図 = | ||
|20万図名 | |振興局 = {{胆振}} | ||
|5万図名 | |起点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | ||
|2.5万図名 = 登別温泉 | |起点北緯 = 42.455914 | ||
|用途 | |起点東経 = 141.187342 | ||
|路線名 | |終点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | ||
|管理者 | |終点北緯 = 42.459723 | ||
|施工者 | |終点東経 = 141.192765 | ||
|設計者 | |20万図名 = 苫小牧 | ||
|工事費 | |5万図名 = 登別温泉 | ||
|着工 | |2.5万図名 = 登別温泉 | ||
|竣工 | |用途 = 鉄道 | ||
|開通 | |路線名 = {{室蘭本線}} | ||
|閉鎖 | |管理者 = | ||
|現況 | |施工者 = | ||
| | |設計者 = | ||
|総幅員 | |工事費 = | ||
| | |着工 = | ||
| | |竣工 = | ||
|掘削工法 | |開通 = 1926(大正15)年6月25日 | ||
|覆工 | |閉鎖 = 1980(昭和55)年7月8日 | ||
|舗装 | |現況 = {{廃止}}、開口、一部埋戻 | ||
|照明 | |延長 = 609.60m | ||
| | |内空断面画像 = 単線非電化 | ||
| | |内空断面画像2= | ||
|総幅員 = | |||
|車道幅員 = | |||
|中央高 = | |||
|有効高 = | |||
|建築限界高 = | |||
|電化/非電化 = 非電化 | |||
|軌道数 = 単線 | |||
|軌間 = 1,067mm | |||
|起点坑門型式 = 面壁<BR>イギリス積みレンガ<BR>レンガ5重巻アーチ | |||
|終点坑門型式 = 面壁<BR>イギリス積みレンガ<BR>レンガ5重巻アーチ | |||
|掘削工法 = | |||
|覆工 = レンガ | |||
|舗装 = | |||
|照明 = | |||
|換気 = 自然 | |||
|排水 = | |||
|トンネル等級 = | |||
|非常用設備 = | |||
|注釈 = | |||
}} | }} | ||
室蘭本線は輸送量増強のため複線化した。伏別古トンネルは1代目の南隣に単線の2代目を建設し、1代目と2代目で上下線を分担し、登別駅 - | 室蘭本線は輸送量増強のため複線化した。伏別古トンネルは1代目の南隣に単線の2代目を建設し、1代目と2代目で上下線を分担し、登別駅 - 敷生(現竹浦)駅間は1926(大正15)年6月25日に複線として使用を開始した。このトンネルの道床は日本で初めてバラストを使用しないコンクリート道床を採用している。 | ||
<BR clear="all"> | <BR clear="all"> | ||
== 3代目 == | == 3代目 == | ||
{{基礎情報 | {{基礎情報 | ||
|よみ | |よみ = ふしこべつ | ||
|名称 | |名称 = 伏古別 | ||
|画像 | |TID = 365370 | ||
|画像説明 | |画像 = 20240130134028DSC 0041.jpg | ||
|振興局 | |画像説明 = 登別方坑口 | ||
| | |地図 = | ||
|20万図名 | |振興局 = {{胆振}} | ||
|5万図名 | |起点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | ||
|2.5万図名 = 登別温泉 | |起点北緯 = 42.455810 | ||
|用途 | |起点東経 = 141.187509 | ||
|路線名 | |終点住所 = 白老郡白老町字虎杖浜 | ||
|管理者 | |終点北緯 = 42.460829 | ||
|施工者 | |終点東経 = 141.197003 | ||
|設計者 | |20万図名 = 苫小牧 | ||
|工事費 | |5万図名 = 登別温泉 | ||
|着工 | |2.5万図名 = 登別温泉 | ||
|竣工 | |用途 = 鉄道 | ||
|開通 | |路線名 = {{室蘭本線}} | ||
|閉鎖 | |管理者 = | ||
|現況 | |施工者 = | ||
| | |設計者 = | ||
|総幅員 | |工事費 = 25億円 | ||
| | |着工 = | ||
| | |竣工 = | ||
|掘削工法 | |開通 = 1980(昭和55)年7月8日 | ||
|覆工 | |閉鎖 = | ||
|舗装 | |現況 = {{現役}} | ||
|照明 | |延長 = 960m | ||
| | |内空断面画像 = 複線電化 | ||
| | |内空断面画像2= | ||
|総幅員 = | |||
|車道幅員 = | |||
|中央高 = | |||
|有効高 = | |||
|建築限界高 = | |||
|電化/非電化 = 電化 | |||
|軌道数 = 複線 | |||
|軌間 = 1,067mm | |||
|起点坑門型式 = 面壁 | |||
|終点坑門型式 = 面壁 | |||
|掘削工法 = | |||
|覆工 = Co | |||
|舗装 = | |||
|照明 = | |||
|換気 = | |||
|排水 = | |||
|トンネル等級 = | |||
|非常用設備 = | |||
|注釈 = | |||
}} | }} | ||
従来非電化であった伏古別トンネルは電化に合わせて新たに掘りなおすこととなった。新たなトンネルは複線型で旧トンネルの南に設けられた。非常に軟弱な地盤であったが1979(昭和54)年7月5日に貫通し1980(昭和55)年7月8日に開通した。 | 従来非電化であった伏古別トンネルは電化に合わせて新たに掘りなおすこととなった。新たなトンネルは複線型で旧トンネルの南に設けられた。非常に軟弱な地盤であったが1979(昭和54)年7月5日に貫通し1980(昭和55)年7月8日に開通した。 | ||
<BR clear="all"> | |||
== ギャラリー == | |||
<gallery> | |||
ファイル:20091212091546PC123755.JPG|登別方坑口は3世代が並ぶ。左から1代目、2代目、3代目。 | |||
ファイル:20240130131054DSC 0019.jpg|白老方坑口は1代目(右)と2代目(左)が並び、3代目は少し離れる。 | |||
ファイル:20240130130858DSC 0013.jpg|1代目坑内 | |||
ファイル:20091212091406PC123752.JPG|1代目坑口のペイント | |||
ファイル:20240130130728DSC 0010.jpg|2代目坑内 | |||
ファイル:20240130130838DSC 0012.jpg|2代目坑口のペイント | |||
</gallery> | |||
{{デフォルトソート:ふしこへつ}} | {{デフォルトソート:ふしこへつ}} | ||
[[カテゴリ:1980年廃止]] | [[カテゴリ:1980年廃止]] | ||
[[カテゴリ:1000m未満のトンネル|960]] | [[カテゴリ:1000m未満のトンネル|960]] | ||
[[カテゴリ:1892年開通]] | [[カテゴリ:1892年開通]] | ||
[[カテゴリ:1926年開通]] | [[カテゴリ:1926年開通]] | ||
[[カテゴリ:1980年開通]] | [[カテゴリ:1980年開通]] |
2024年11月8日 (金) 14:42時点における最新版
伏古別トンネルは室蘭本線の登別駅 - 虎杖浜駅間にある鉄道トンネル。旧線2本、現在線1本の合計3本がある。
1代目
ふしこべつ
伏古別
北海道 トンネルwiki ID:694909 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
北海道では空知の炭鉱と小樽の積出港を結ぶ線として、初の本格的な鉄道が開かれたが、続いて空知から室蘭港へ至る室蘭線(現在の室蘭本線)が敷かれた。開通したのは1892(明治25)年8月1日。
2代目
ふしこべつ
伏古別
北海道 トンネルwiki ID:842459 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
室蘭本線は輸送量増強のため複線化した。伏別古トンネルは1代目の南隣に単線の2代目を建設し、1代目と2代目で上下線を分担し、登別駅 - 敷生(現竹浦)駅間は1926(大正15)年6月25日に複線として使用を開始した。このトンネルの道床は日本で初めてバラストを使用しないコンクリート道床を採用している。
3代目
ふしこべつ
伏古別
北海道 トンネルwiki ID:365370 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
従来非電化であった伏古別トンネルは電化に合わせて新たに掘りなおすこととなった。新たなトンネルは複線型で旧トンネルの南に設けられた。非常に軟弱な地盤であったが1979(昭和54)年7月5日に貫通し1980(昭和55)年7月8日に開通した。