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|画像      = 20190401122914DSC_0007.JPG
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|画像説明  = 滝之町方坑口
|画像説明  = 滝之町方坑口
|振興局    = 胆振
|振興局    = 胆振総合振興局
|都市      = 有珠郡壮瞥町
|都市      = 有珠郡壮瞥町
|用途      = 道路
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|着工      = 2016(平成28)年10月17日
|着工      = 2016(平成28)年10月17日
|竣工      = 2019(平成31)年3月
|竣工      = 2019(平成31)年3月
|開通      = 2019(平成31)年3月29日午前
|開通      = 2019(平成31)年3月29日11:00
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東湖畔トンネルは洞爺湖の東側に位置するトンネル。
'''東湖畔トンネル'''は洞爺湖の東側に位置するトンネル。


東湖畔トンネルの所属する道道132号は洞爺湖の東の湖畔の地域の道路交通を確保する路線である。終点は湖の北部に位置する洞爺湖町洞爺町、始点は南に位置する壮瞥町滝之町で、始点から国道453号を介して伊達市街地に通ずる。周辺地域は伊達市への依存度が高く、また有珠山噴火時は迂回路として使われることが想定されるためトンネルによる新ルート建設が計画された。
東湖畔トンネルの所属する道道132号は洞爺湖の東の湖畔の地域の道路交通を確保する路線である。終点は湖の北部に位置する洞爺湖町洞爺町、始点は南に位置する壮瞥町滝之町で、始点から国道453号を介して伊達市街地に通ずる。周辺地域は伊達市への依存度が高く、また有珠山噴火時は迂回路として使われることが想定されるためトンネルによる新ルート建設が計画された。
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有珠山は24時間体制で監視が続けられている活火山で、直近では2000(平成12)年に噴火したことは良く知られているところである。この時の噴火では火砕サージが襲う危険性があるとして道道132号の交通は12日間に渡り途絶した。トンネルは火砕サージの及ぶ範囲を迂回し、かつ支笏洞爺国立公園に隣接する土地柄のため地形の改変が最小限になるようルートを選定した。
有珠山は24時間体制で監視が続けられている活火山で、直近では2000(平成12)年に噴火したことは良く知られているところである。この時の噴火では火砕サージが襲う危険性があるとして道道132号の交通は12日間に渡り途絶した。トンネルは火砕サージの及ぶ範囲を迂回し、かつ支笏洞爺国立公園に隣接する土地柄のため地形の改変が最小限になるようルートを選定した。


2016(平成28)年10月17日にトンネルが着工。凝灰岩の軟質な地盤ながら切羽は安定し平成29(2017)年7月に貫通、9月1日に貫通式が坑内で催された。覆工や設備工などを施し2019(平成31)年3月20日に工期を追え29日に開通した。
2016(平成28)年10月17日にトンネルが着工。凝灰岩の軟質な地盤ながら切羽は安定し2017(平成29)年7月に貫通、9月1日に貫通式が坑内で催された。覆工や設備工などを施し2019(平成31)年3月20日に工期を追え29日に開通した。

2019年4月3日 (水) 18:30時点における版

ひがしこはん
東湖畔

滝之町方坑口
滝之町方坑口

基礎情報
振興局 胆振総合振興局
用途 道路
路線名 北海道道132号洞爺公園洞爺線
施工者 伊藤・橋本川島・山口特定建設工事共同企業体
着工 2016(平成28)年10月17日
竣工 2019(平成31)年3月
開通 2019(平成31)年3月29日11:00
現況 現役
掘削
工法
NATM
覆工 Co
舗装 As


東湖畔トンネルは洞爺湖の東側に位置するトンネル。

東湖畔トンネルの所属する道道132号は洞爺湖の東の湖畔の地域の道路交通を確保する路線である。終点は湖の北部に位置する洞爺湖町洞爺町、始点は南に位置する壮瞥町滝之町で、始点から国道453号を介して伊達市街地に通ずる。周辺地域は伊達市への依存度が高く、また有珠山噴火時は迂回路として使われることが想定されるためトンネルによる新ルート建設が計画された。

有珠山は24時間体制で監視が続けられている活火山で、直近では2000(平成12)年に噴火したことは良く知られているところである。この時の噴火では火砕サージが襲う危険性があるとして道道132号の交通は12日間に渡り途絶した。トンネルは火砕サージの及ぶ範囲を迂回し、かつ支笏洞爺国立公園に隣接する土地柄のため地形の改変が最小限になるようルートを選定した。

2016(平成28)年10月17日にトンネルが着工。凝灰岩の軟質な地盤ながら切羽は安定し2017(平成29)年7月に貫通、9月1日に貫通式が坑内で催された。覆工や設備工などを施し2019(平成31)年3月20日に工期を追え29日に開通した。